永田農法とは?

永田農法とはなんなでしょう?。

少ない経験ではありますが、全くのど素人だった私が2年間やってみて判ったこと、また文献等を参考に復習の意味もかねて書いておこうと思います。

まずはちょっと説明風に

1.名称

農業研究家、永田照喜治氏が提唱する農法で「スパルタ農法」「断食農法」「緑健農法」「ルーツ農法」などと呼ばれることもあります。

2.手法

現在の方法とはかなり違います。まず土についてですが、一般的に肥えた土壌というのが望ましいとされていますが、永田農法ではそう言ったものは不必要、石ころがゴロゴロしているような痩せた土壌にて行います。またプランターなどの鉢植え栽培においても、肥料がすでに含まれた柔らかいものではなく、川砂・赤玉土・ひゅうが土と言った養分を含まず、水はけのいい用土を使います。注)川砂については、必ず農業用に販売されているものを用いて下さい。ホームセンター等では建材用?のものも売っていますが、こちらは有害物質が含まれている恐れがあるため使わない方がいいそうです。

肥料は有機肥料は使わず、化学肥料である液肥を用います。有機肥料だと、全てが植物に吸収されるわけではなく、土に残留し様々な悪影響を与えてしまう恐れが心配され、あらかじめ水に溶けた状態の液肥であれば吸収が早く土壌に残りにくく、また残ったとしても無機肥料なので影響が少ないと言うこと、施肥量が正確に分かると言ったところが理由のようです。液肥にも様々な種類が販売されていますが、基本的に窒素・リン酸・カリだけが入っているもので十分、この条件に合うものもたくさんあるでしょうし、なんでもかまわないとは思いますが、一般的には、住友液肥を使用することが多いようです。基本的に1週間に1回程度、雨が降った日は中止にし、土が乾いてから与えます。

水について、畑作の場合はよっぽど土が乾いてしまっていると言うときでなければ必要ないようです。プランター等の鉢植え栽培においては、液肥の1週間に1回というペースは同じで、水は葉っぱが萎れてきたらあげるという感じで与えます。

3.結果

上記手法を用いることにより、野菜は極端な飢餓状態になり、本来持つ生命力を取り戻すそうです。その結果、糖分・栄養分が通常栽培の野菜より桁違いに高い野菜が出来るとされています。

どうです?簡単そうですよね~。

当初は簡単に思えたんですが、これが大変・・・。水遣り一つとっても、より完璧に近く行うには絶え間なくヤサイ達を観察しておかなければならず、仕事持ちにはまず不可能。見られないのなら、土壌の水分量を測り、自動的に給水するなど大がかりな施設が必要になってしまい、コストがかかりすぎて無理。春秋冬なんかは2,3日に1回位で全然大丈夫なんだけど、夏がね~・・・朝夕あげてもまだ足りないって感じだから。萎れてきたタイミングとは、枯れてしまうと紙一重ですから難しいんです・・・。保水性の高い土にたくさんお水をあげる通常農法の方が、かえって手間がかからず簡単ですね^^。

2年間やってみて疑い始めてるのはね^^、より確実な成果を得るには、書籍等で書かれ表に出ている事だけでは無く、永田氏による指導・テクニックまた徹底した管理が必要何じゃないかな~ってこと。最初は、その情報量の少なさに腹が立ったこともありましたが、よく考えれば商売ですからね、最低限やるべき事は教えるけど、後はそれぞれの経験から得なさいって事かと思ってます^^。でも素人なりにあれこれ試してみて、上手くいったいかないで一喜一憂してるのも楽しいものですよ^^、ま~これは個人的な性格からくるのかもしれないけど、わりと結果はどうでも良く、ソコに至までの過程をあれこれ考えたりやってみたりしてる時が好きって言うね^^。

じゃあ何でやってるの?と言われれば、出来上がった野菜が桁違いに美味しいからなんです、もうこの1点^^。何せ通常農法の経験が全く無いので、採れたてであれば美味しいのは当たり前なんじゃないかって疑問が沸いてきて、試しにキュウリを同じ期間同じ苗で育ててみた事があったんです、結果通常農法でも普通に売っているものよりは瑞々しく風味が良く美味しいと思えるものが出来ました。でも、永田農法によるものはその遙か上を行くんですね~、想像を越えてる感じ、キュウリなんて味がないよね~なんて思っていた私には大げさではなく衝撃的でした。収穫数の差は歴然と通常農法の方が上だったけどね、一夏でもう食べきれない位出来ちゃったから^^。ま~、商売でやってるわけではないから、味わったことが無い野菜をいただける永田農法はやっぱり大変興味深いと思ってます^^。

4 Replies to “永田農法とは?”

  1. 永田農法は、私も栽培しました。結論から言うと、永田農法では高い収益を得るには困難です。そう言える大きな原因は、永田さん自身が有機質肥料の事を理解されていないからです。確かに、有機質は使い方によっては、作物に対して有害であります。しかし、有機質肥料を上手に使いますと、永田さんが提唱されています無機質肥料の栽培とは比較にならないほどの収穫物が品質と量で得られます。この内容については、現在令和3年2月11日です。現在より1か月以内に、メルカリ、ヤフーショピングの両方で私が書いた本を販売いたします。検索ワードは「味と多収」です。本とは言いましても、自身でプリンターによりプリントした印刷物をまとめた書類ですけれど、内容には長年実践したことなので詩人があります。

  2. 農薬も除草剤も、なるべく使いませんがその時の状態では使います。使わないと、我々宮崎では作業場対応できませんから。
    それに、緑健農法でも使いましたよ。できるだけ使わないようにはいわれましたけれど。

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